お役立ちコラム
エキスパート専門医に聞いてみた!相談のときにあると嬉しい情報や、少し困る相談

この度、E-コンサルでご回答いただいているエキスパート専門医の先生にアンケート調査を実施しました。
相談される先生方の多くは、エキスパート専門医の先生方への配慮から、どのようにご相談するのがよいか悩まれることがあるかと思います。
そこで、エキスパート専門医の先生方のお声をお読みいただくことで、安心してご相談いただけますと大変嬉しく思います。
E-コンサルで専門医にご相談されたい方はこちら:
https://e-consult.medii.jp/newchatroom
目次
【調査概要】
調査期間:2023年11月17日~24日
調査対象:E-コンサルでエキスパート専門医として登録されている医師会員のうち55名
調査方法:インターネット上の自社アンケート調査
Q1. 回答する際に欲しい患者情報や、検査数値、画像はどのようなものがありますか。
相談される先生方は、どの情報をどこまで載せるとエキスパート専門医が回答しやすいか悩まれることがあると思います。
そこで、回答する立場として欲しいと挙げられた情報を、アンケート結果よりピックアップしてご紹介します。
【全般的な内容】
一番多く共通して挙げられたものは、「回答をどれくらい急いでいるか」でした。数時間以内に結論が必要なのか、数日待てるのか、1ヵ月後まで待てるのかによっても回答医の先生方の割り振りや回答内容が変わるとの声がありました。
また、CT画像やエコー画像、MRI画像、ADLが欲しいとも、複数の先生より挙げられていました。
その他は、下記の回答がありましたので、ぜひ参考になさってください。
患者の身長と体重、日常生活の状況(暮らしぶり、家族構成、仕事内容)→血糖管理において重要なため。
情報がほしいなと思うものの多くは身体所見です。例えば、坐骨神経痛がある、という表現ではなくて、どの領域がどんなふうに痛い、何をすると痛い、などの詳しい表現にしてもらったほうが良いです。ただ、非専門医にそれを最初から求めるのは酷で、かえって質問しにくい状況が生まれると思います。なので、結局は、思うように表現して相談し始めてくれればいいと思います。
相談者の診療場所、勤務先の情報。診療所なのか病院なのか、都会なのかへき地なのか、どこまで検査できるのかなど。
どのような方向性の回答を求めているのかの情報(教科書的な回答なのか、実臨床への応用をまよっているのか、社会的な側面を考慮しているのか)。
認知症の有無、ADLがどの程度か最初に提示されていれば話がスムーズなことがあります。侵襲的な検査、治療に耐え得るのか、など質問内容に依って考慮すべき場合があるためです。
主治医として考えておられる方針や診断
【診療科ごとの内容】
ILDであれば、現在だけでなく過去の画像も比較対象であると有難いです。
脳神経外科としては、やはり画像(CT, MRI)が重要です。全くないと判断が難しいことも多いですし、1枚だけだと分かりにくい場合もあります。理想的にはDicomとして全てみることができたほうが判断しやすいです。
精神科領域だと元々の知的レベル、病前適応などがあると素晴らしい。
一方で、以下のように相談される先生とのやり取りを重視されている回答もありました。
ぜひ、エキスパート専門医からの返信をまめに確認いただき、やり取りの中で議論を深めていただけますと幸いです。
ケースバイケースなので症例ごとに必要な所見は変わってくるので一律には言えないので、相談者とやりとりする過程で追加の所見については依頼する方が実際的です。
必要であればこちらから質問するので問題ありません。
Q2. 回答に困る相談はどのような質問の仕方や内容でしょうか。
多くの場合、相談される先生・エキスパート専門医の先生ともに敬意を持って丁寧なやり取りをしていただいておりますが、メッセージのやり取りの中で議論を深めていくことで、課題への解像度も高まり、より適切な診断や治療へ繋がります。
ミスコミュニケーションを防ぐためにも、お互い納得のいかれるまで議論を続けていただけますと幸いです。
何が聞きたいのか分からない質問は困りますね。あとは、不足する情報を聞き返してたり、コメントに対する反応を見てたりするので、返事がないのは困ります。(これは回答に困るというよりは、回答した後の話ですが。)
抽象的なものの場合は回答しづらいため控えさせて頂いております。
精査・治療の方針があっているか確認がしたいのか、他の鑑別をもっと知りたいなど別角度からの回答がほしいのか、内容が抽象的すぎるなど。
相談される先生、患者の温度感、具体的な落とし所が分かりにくい症例。
施設で可能な処置のレベルが分からない。
個々のケースというより論文を検索するだけで回答にたどりつきそうなもの。


Q3. 回答医としても学びや喜びがある良い質問だと思うのはどのような質問ですか。
エキスパート専門医の先生も調べたり、ご自身の中で整理したりしながら回答くださっているようでした。
相談される先生方のご相談に真摯に向き合ってくださっているのと同時に、エキスパート専門医自身の勉強にもなっていることが分かりました。
Controversialな領域で、回答医としても既報の再確認などをして勉強し直す際には、時間はかかりますが回答医も勉強になります。
質問医の悩みが少しでも解決できてれば嬉しいですし、こちらのコメントに切り込んだ追加の質問をされるとこちらも考えが整理できることがあるので、率直な意見も良いと思います。
何気なく使っている薬剤と同類の薬剤との細かい違いでの使い分けを素朴な疑問で質問されると自分でも調べて知識のアップデートが出来ることがある。
相談と回答のやり取りをされた後に、患者さんの経過を聞けると喜びを共有できるという意見を多くいただきました。治療に引き続き難渋している場合はもちろん、快方に向かっている場合もぜひ経過のご連絡をいただけますと喜びを分かち合え、エキスパート専門医もさらにそこから学びを得ることができるかと思います。
後日に臨床経過などの報告があると嬉しいです。
すぐにE-コンサルで質問してくれたので快方に向かい、相談される先生から喜びの返信が来た症例。
自分が回答した内容によって患者様が実際に良くなられたら、こちらもとても嬉しくなります。
自身の知見で相談される先生と、その先にいる患者さんが助かったことを喜ばれる先生が多いことも分かりました。
なかなか人に相談できない年次の医師から感謝されたとき。
必要としている回答にたどり着いたと実感できるとき。
アドバイスが役に立った症例は嬉しいです。
相談される先生方へのメッセージ
エキスパート専門医の先生より相談される先生へメッセージをいただきましたので、一部にはなってしまいますが、ご紹介します。
大阪公立大学医学部附属病院 小児科
柚山 賀彦 先生
いつでも、どんな些細なことでも、気軽に聞けるのが本サービスのよいところであると感じます。同僚に、知り合いに聞くような流れで、ぜひとも日頃のお悩みを共有させていただきたいです。
神戸大学医学部附属病院 緩和治療科
白石 龍人 先生
とくに緩和ケアは、まだ世の中に充足していないと推察いたします。気軽にご相談ください!
JA北海道厚生連 摩周厚生病院 循環器内科
磯部 貴布 先生
どんな内容でも構いませんので、お力になれることがありましたらご回答させて頂きますので、いつでもご質問くださいます様、よろしくお願い致します。
滋賀医科大学総合内科学講座 総合内科
杉本 俊郎 先生
質問していただき、回答を得て、症例のデータベースを作ることが今後につながると思います。
内分泌代謝内科 2008年卒の先生
特に地域医療を担う先生は一人で決断することが多いと思います。遠方の総合病院に紹介するにあたっても患者さんの負担は大きいです。当方は受ける側の医師ですが、電話で一度ご相談いただければ、患者さまの来院の必要性はない観点をお伝えでき、患者さまとそのご家族の負担をかけることがなかったのになと思うケースが多々あります。電話の代わりにこちらのサイトをご使用してもらえれば幸いです。
整形外科 2015年卒の先生
困りごとは一人で抱え込まずに周りに相談するのが吉、と思います。リアルで相談する相手が居ても居なくても、質問者は匿名ですから気軽に聞いてみてはいかがでしょうか。
精神科 2004年卒の先生
精神科は総合病院でも週1回非常勤や、医師が不在の病院も多いと思います。その代わりとして気軽にご相談頂ければと思います。
皮膚科 2000年卒の先生
皮膚科のない病院は多いですので、ふとした疑問であってもたずねていただければと思います。
循環器内科 1986年卒の先生
教える事は最大の学びなので、互いに教え合いましょう。
Medii編集部より
今回は、E-コンサルでご協力いただいているエキスパート専門医の先生方のお声をご紹介いたしました。
普段、相談される先生方はエキスパート専門医の先生の人となりを知らないまま、そしてどの先生がマッチングされるか分からないままご相談いただくので、手探りで不安な部分もあるかと存じます。
しかし、相談される先生やその先にいる患者さんの助けになりたいという強い思いからE-コンサルに協力いただいている先生ばかりですので、ぜひお気軽にご相談ください。
また、エキスパート専門医としてご協力いただける先生は、「マイページ>プロフィール>E-コンサル利用区分」より、エキスパート専門医となるための申請が可能ですので、ご協力いただけますと幸いです。
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