【医師537名に聞いた】診療の場面で信頼される情報源とは
“Pushでは届かない”医師層の存在

近年のデジタルチャネルの拡大によって、医師の情報収集方法が多様化しています 。
今回、537名の医師を対象とした調査からは、診療のフェーズごとに参考とする情報源が大きく異なる実態が見えてきました。これからのマーケティング戦略を考える上での、一つのヒントとしてご活用いただければ幸いです。
【調査概要】
調査方法:オンラインアンケート
実施期間:2025年6月
対象:Medii会員医師
有効回答数:537名
調査内容:情報収集に関する調査
情報収集の各フェーズによって、医師が参考にするメディアは異なる
調査からまず見えてきたのは、医師が情報収集をするそれぞれの「フェーズ」に応じて、参考にする情報源を柔軟に使い分けている実態です。
🔽各フェーズにおいて参考にされる情報源の割合

調査の結果、医師が「疾患の全体像を理解する」フェーズでは、ガイドラインや論文、医療雑誌に加えて、MRからの情報を参考にする医師が79%にのぼりました。
一方、「診断」や「治療方針・薬剤選択」のフェーズでは、「院内カンファレンス・専門医への相談(Medii Eコンサル含む)」や「学会・セミナー」といったDtoD(Doctor to Doctor)チャネルが好まれる結果となりました 。
このように、医師がその時々の情報ニーズに応じて、最適なチャネルを選択していることがわかりました。
重要な意思決定の局面で、従来の情報チャネルが届きにくい実態も
次に、製薬企業及びペイドメディアからの情報を参考にする医師の割合を見てみると、診断や治療薬の選択といった臨床上の意思決定が求められる場面では、これらの情報源を活用しない医師層が一定数いることがわかりました 。
🔽製薬企業(MR、MSL、ホームページ、セミナー)及びペイドメディアからの情報を参考にする医師の割合

診療の重要な判断が求められる「診断」「治療方針・薬剤選択」フェーズにおいて、製薬企業(MR、MSL、HP、セミナー)およびペイドメディアからの情報を参考にしている医師の割合は、診断フェーズで52%、治療選択フェーズで56%にとどまります。一定数の医師が、こうした従来型の情報チャネルを選択していない実態が浮かび上がりました。
では、製薬企業やペイドメディアからの情報を参考にしていない医師は、どのような情報を参考にしているのでしょうか。
「DtoD」のコミュニケーションをより重視する傾向
製薬企業やペイドメディアを参考にする医師としない医師を比較すると、後者の方が「院内カンファレンス・専門医への相談(Eコンサル含む)」といったDtoDチャネルを、より積極的に活用している傾向が見えてきます。
🔽各フェーズにおいて院内カンファレンス・専門医への相談(Eコンサル含む)を参考にする割合
※製薬企業及びペイドメディアからの情報を参考にする医師と参考にしない医師に分類して集計

製薬企業やペイドメディアからの情報を参考にしない医師層では、各フェーズで50%前後が院内カンファレンス・専門医への相談(Eコンサル含む)を参考にしており、DtoDチャネルの活用が際立っていました。
例えば、「治療方針・処方薬剤の選択」において、「院内カンファレンス・専門医への相談(Eコンサル含む)」を参考にすると答えた割合は、
製薬企業等の情報を参考にする医師層では:36%
製薬企業等の情報を参考にしない医師層では:58%
と、後者の医師層が、医師同士の知見共有を重視している傾向が読み取れます。中でも、専門医から得られる臨床現場に根ざした知見は、医師が自らの意思決定を補強するために信頼を寄せている情報源のひとつであると言えるでしょう。
Medii Eコンサルを活用した製薬マーケティングの可能性
今回の調査では、医師が臨床の現場で、いかにDtoDのチャネルを重視しているかが示されました。このインサイトは、従来の広範囲に向けたPush型の情報発信だけでは届かない医師層が存在することを意味するとともに、新しいアプローチの必要性を示唆しています。
Mediiが提供する製薬企業向けソリューションは、医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」の強みを活かしたPull型のマーケティング手法です。従来型の情報チャネルを参考にしてこなかった医師にも、専門医との知見共有を通し臨床疑問を解決できる場を提供することができます。
私たちは、医師のニーズに寄り添いながら、製薬企業の皆さまとともに、より質の高い医療の実現に貢献していきたいと考えています。
※Medii Eコンサルは、医師間の情報共有を目的としたものであり、診断や治療の有効性や安全性を保証する医療機器ではありません。
