医師の96%が「高品質」と評価。生成AIの課題を越えるMedii Qへの期待
Medii Q利用実態調査から見えた臨床現場のリアル

情報収集ツールとして、急速に存在感を増す生成AI。しかしその「信頼性」には課題も残ります。前回、私たちは医師の生成AI活用状況に関する調査で、多くの医師が情報の不正確さやエビデンスの不明瞭さに懸念を抱いていることをお伝えしました。
その課題の一つの答えとして、Mediiは臨床疑問の解消をサポートするAIサービス「Medii Q」を開発し、2025年7月17日より正式に提供を開始しました 。
プレスリリース:臨床疑問×AI「Medii Q」正式提供開始
本格提供に先立ち、検証版をMedii 会員医師に提供しており、今回はその際に実施した2つの調査結果から、「Medii Q」への期待と評価を読み解きます。
※本記事は、以下2つの調査に基づいています。
Medii会員医師向け生成AI利用実態調査(2025年5月実施、有効回答数609名)
「Medii Q検証版」利用医師向け活用状況調査(2025年5月実施、有効回答数73名)
医師の6割以上が利用に意欲。カギは「専門性」と「正確性」への期待
まず、Medii Qが本格的に利用可能になったら使ってみたいかを尋ねたところ、実に63%の医師が「使用したい」と回答しました。また、「使用したくない」と回答した医師は5%にとどまり、医師の間に高い関心と期待があることが示されました。
🔽Medii Qが本格的に利用可能になったら使いたいか
※Medii会員医師609名に対して集計

加えて、現在は生成AIを利用していない医師も、「使用したい」と回答したケースが散見されました。今後サービス提供の本格化に伴い、より幅広い層の医師に受け入れられる余地があると考えられます。では、なぜ多くの医師はMedii Qを使ってみたいのでしょうか。
🔽Medii Qを利用したい理由(複数選択)
※Medii Qを使用したいと回答した382名(全体の63%)の医師について集計

理由として最も多かったのが「エビデンスに基づいた回答が得られそうだから」(67%)、次いで「専門性が高く安心できそうだから」(58%)でした 。前回公表した生成AI全般に関する調査では、既存の生成AIの情報の正確性や医療知識の不足といった課題が浮き彫りになっていました。これは、一般的な生成AIの課題であった「信頼性」を、Medii Qが解消してくれることへの期待の表れと言えます。では、実際にMedii Q検証版を使ってみた医師の評価はどのようなものだったのでしょうか。
利用者の96%がMedii Qの回答品質を高く評価
Medii Q検証版を実際に利用した医師の96%が、回答の正確さや適切さを「高い」または「非常に高い」と評価する結果となりました 。
🔽Medii Qの回答の正確さや適切さに対する評価
※Medii Q検証版を使ったことのある73名の医師に対して集計

これは、検証版の時点でも医療現場でMedii Qの回答品質が満足な水準にあると、多くの医師が認識していることを示しています。今後さらなる学習と改善が進めば、Medii Qの品質は一層向上し、Medii Eコンサルと合わせて医師の臨床疑問解消をより強力にサポートする存在となることが期待されます。
シームレスな専門医連携への価値
さらに、実際の利用者からは、ツールの実用性、特に「気軽に使える点」と「専門医相談との連携」を評価する声が寄せられました 。
(以下一部抜粋)
「同僚などに意見を求めるのが憚られることも、躊躇せず聞くことができる。」
「集めたエビデンスをもとに実臨床に適用する際の不明事項については、Eコンサルでの専門医への質問につなげることもできるので、助かりました。
「同僚に聞きづらいことも確認できる」という声は、Medii Qが医師のパートナーとして活用されていく可能性を示しています。また、「実臨床に適用する知見を得るためにEコンサルにつなげられる」という意見からは、Medii QとMedii Eコンサルでの専門医相談を組み合わせたサポート体制が医師に高く評価されていることがわかります。
Medii Qに集まるリアルな情報から生まれるインサイトの価値
「Medii Q」には、医師が日常診療で直面するリアルな臨床疑問が集まります。これは、医師が何に悩み、どの情報を求めているかをリアルタイムで反映する貴重なインサイトです。
また、Medii Qは、専門医への相談(Medii Eコンサル)までシームレスに連携しているため、今後Medii QとMedii Eコンサルを組み合わせた活用が広がることで、“点”の悩みだけでなく、専門医との対話から見えてくる“線”や“面”の課題まで、臨床現場における真のニーズを浮き彫りにします。
私たちは、医師のニーズに寄り添いながら、製薬企業の皆さまとともに、より質の高い医療の実現に貢献していきたいと考えています。
※Medii EコンサルおよびMedii Qは、医師間の情報共有または高度な医療コミュニケーションための情報の提供支援を目的としたものであり、診断や治療の有効性や安全性を保証する医療機器ではありません。これらのサービスから得た情報はあくまで担当医師が自身の責任において診断や治療方針の決定を行うことの前提情報の一部として利用されるものであり、そうした専門的判断自体の補助を行うものではありません。
