
医師専用オンライン専門医相談サービス『E-コンサル®』において、診断や治療に悩む医師からの症例相談に回答する協力専門医の登録数が600名を突破したことをお知らせします。これにより、全ての専門領域での相談が可能になり、より多様なニーズに対応できるようになりました。
厚生労働省が示した医師偏在指標※1では、最上位の都市部と最下位の地域の格差は11倍にものぼり、日本における医師偏在問題は深刻な課題となっています。専門性の高い難病領域の専門医ほど、都市部の大学病院などに集中しており、都市と地域の格差はさらに大きくなります。その結果、専門医が少ない地域と専門医が多い都市部の間では、難病患者の診断率や治療内容に大きな差が生じており、その地域間の差をどのように埋めるかが社会的な重要課題の一つになっています。
Mediiが提供する『E-コンサル®』は、地域に分散している特定領域の専門知見を有する専門医と、専門医からアドバイスを受けたい医師をオンラインで繋げ、無料で症例相談ができるサービスです。質問医が自身だけで解決困難な症例の内容を投稿すると、システムが選定した最適な回答医(専門医)に通知が送られます。その中で、最も早く相談対応ができる専門医とマッチングされ、1対1でのコンサルが受けられます。
この度『E-コンサル®』では、相談に回答協力をする専門医の登録数が600名を突破し、全ての専門領域における医療相談が可能になりました。限りのある専門医の知見を、必要とする地域へ届ける『E-コンサル®』によって、専門医偏在問題を解消し、どの地域にいても専門的な医療が受けられる社会の実現を目指してまいります。
※1出所: 厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会」2019年3月
■協力専門医のご紹介
患者対応に困ることが特に多い難病領域や専門医の数が少ない内科系中心の領域で、それぞれの疾患を専門とする著名な先生方にもご協力いただいているのが『E-コンサルⓇ』の最大の特徴です。
※お写真でのご紹介を承諾いただいた一部の先生のみご紹介しております。
■協力専門医からのコメント
『E-コンサル®』のサービス開始初期から回答医として参加しています。回答は、即座に答えられるものでも、可能な限り正確な情報を調べ、数時間かけて作成しています。時間はかかりますが、専門外の医師が疑問にもつ意外なポイントが知れたり、改めて調べることで自分自身の勉強になったりしています。困ってる先生や、その先の患者さんのために協力できることを何より嬉しく思っています。
私の他にも、ご高名な先生が数多く回答医としてご協力されていることに大変驚いています。このようなサービスが多くの医師に広まることを期待しています。